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漢方薬剤師と考える。不妊治療を変える時。止める時。


by torimama
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おはようございます。
そして、お久しぶりです。

なんだかんだと、当たり前なんだけど
今年も終わっていきます。


さて、おもいっきり「エクスキューズ」ですが、
   
    私にとって、
        今年は、
          「終わりよければ、すべてよし!」で終了です。


というのは、
この年末になって、
引越し以来の「大掃除」をし、
ほぼ満足のいく「空間」をGET!

やればできるもんだ!

ただ、大掃除にまつわる家具などの「レイアウト」が
イメージできないとっ掃除も進みませんので大変でしたが。

だからこそ、満足できたときは、うれしいものです。


「何で今までやらなかったんだろう?」と悔しい思いもありますが。


家族曰く。
「必要に迫られると強いよね」

そうです。
必要に迫られたのです。
必要に迫られたというより、
自らそうしたのです。


それは・・・・・


自宅開放!


カウンセリング業務を軌道に乗せたいので「自宅を開放」することにしたのです。


狭い自宅ですが、
ここから心が元気になってくれる女性を見送りたい!
と、決めたのです。


それと「学研教室」
来年3月からはじめます。


漢方薬局を営んで6年。


大きな夢だった「子供とお母さん」にかかわることをする。
これを実現するのは今。
私は迷わず立ち上がりました。


新しいことに挑戦するとき
なぜか長女の受験時期。
薬局開設のときは、中学受験のときだったし・・・・・
変わってますよね。
忙しいはずなんでしょうけど。


もうひとつの「終わりよければ・・・」は、
なんといってもホームページが12月になって仕上がってきたこと。

製作者に感謝!

この気持ちしかありません。

感動しました。


手前味噌ですが、薬局のホームページはきっと感動を産むと思います。
そのくらい上手に仕上げてくださいました。


ぜひ、ご覧ください。

アドレスは、HP公開が済んだらこのブログにアドレスをお知しらせします。


来年はどのような年になるのか。

答えは自分自身にしかありません。

お互いよき年となりますように。
# by torimama | 2006-12-27 10:33
おっは~!!
懐かしい言い回し!


  おはようございます。


今、「めざにゅう~」やってます。
あのフレーズ聴いてから、
ちょっと、ト・リ・コ・・・になってます。

     「今からお休みになるアナタも、
          今、お目覚めのアナタも・・・」っていう。

男性だけではありません。
こうしてオバサンも
「いい気分」になります。


今日は、朝からフジテレビをもちあげてます~?



さて、きのうは、「不妊治療」の歴史・・・書けず、ごめんなさい。

この話をまとめた「ノート」を探していました。

頭に記憶しておけ!
といわれそうですね。


  それでは、はじめます。


畜産分野で始まった「生殖技術」
コスト削減を目標にスタートしたんですが、
まさか!
まさか!
人体に応用されるとは・・・????

と、ほとんどの医師は思っていたようです。
共通の「倫理観」を持っていた人が多かった・・・
ということでしょう。


しかし、
        先日、長野であった「代理母」
             実の母親が
               娘の子を出産した話にもみられるように

医師=科学者というものは、
自分が理屈でわかっていることは、
実験してみたくなるそうです。

その気持ちをどうコントロールするか!
ここに「倫理」レベルの価値の違いが出るそうです。


    「人の秘密」は覗いてみたい!
  
        だから、「覗く」・・・という人と、
             「覗かない」・・・という人がいるように。


あれ?
痴漢の話みたいになっちゃた!


「やってはいけないものですよ!」
をこっそりやってしまった!ことが始まりです。


つい100年ぐらい前までは、
「どうしてSEXをすると、
子供ができるのか?」
とういことは、わっかていませんでした。

いろいろな仮説だけが議論されていました。

それを思うと、
「生殖補助医療」の進歩は急激なものです。

でも、今、技術としては「足踏み」の時期だと思います。


    日本でいち早く「人工授精」を行った慶応大学病院。
    1949年に
    非配偶者間人工授精(AID)により、
    女の子が産まれています。

ご主人の精子ではなく、
第三者の精子を用いた「人工授精」です。

現在も「人工授精」は、
ご主人以外の男性の精子でもOKです。


この背景に
悲しい事実があるのです。

「出自」の問題で、
悩める子が存在する結果となったのです。
# by torimama | 2006-10-25 05:24
おはようございます。

東京、今朝は、雨です。
とても久しぶりの雨です。

さて、今日から、「不妊治療」の歴史を
少しずつお話していきます。

必ず、知っていてほしいです。


   ご自分が「うろたえない」ためにも。
      そして、何よりも「自然妊娠」からの出産率が高い!
         ということを知る意味でも。



 
それは、昔々・・・と言っても、つい最近・・・
それは、「動物」のために始まった!!



   そうなのです。
     
      「人工授精」
        「体外受精」
  に代表される「生殖補助医療」は、
              「畜産」の「繁殖」ため、始まりました。


「畜産」というと、豚・牛・・・などイメージされるかと思います。

もちろんそうです。

    でも、一番イメージしやすいのは、
        競馬の「種馬」ではないでしょうか?



良い品質の「動物」を生産するために、
まず、「人工授精」が行われました。

「人工授精」は、特に「種馬」生産にとって、
コストダウンに繋がる方法なのです。


というのも・・・


人工授精・精子凍結保存・受精卵(胚)凍結決保存・クローン技術・・・

これらの技術が進んでいなかった頃は、
「種付け」のための種牛や、種馬の雄を輸送し、
繁殖を行っていました。

このシステムは、大変莫大な経費と労力を必要とします。

そこで、「理屈」で考えられる「人工授精」が行われるようになったのです。

「動物」の世界のみ、許されてきた感がありました。



ですから、
つい30年前。
イギリスでルイーズちゃんが産まれたときは
まだ、「試験管ベービー」
つまり、「体外受精」は、
「それは、なし!だろう!」との意見がほとんどでした。

「人工授精」についても同じでした。


      そのくらい、当時は、
        「生殖補助医療」は、
          「神様にそむく」行為とした「倫理感」でした。

とても考えられませんね。2006年の今日では。


いまでは、「体外受精」で生まれた子どもが、
一万人以上いるのですから。


そう考えると、近頃は、
「古き良き時代」に戻ってもいいと思えるくらい、
「何でもあり」になったきました。


     本当に「子どもがほしい」気持ちは、
        妊娠・出産のプロセスと同様に
           人それぞれで複雑です。


兎にも角にも、
ついこの前までは、
「生殖補助医療」
「それはないだろう!」
という見解でした。


そこから今日までどうなってきたのかは、
また、あした!
# by torimama | 2006-10-23 09:55
こんばんは。

あ~、こんな時間になってしまった!
日曜日って、本当に過ぎていくのが早いです。

そんなことないですか?

「サザエさん」が、始まると(夕方6時30分)
何だか虚しくなるのは、私だけかしら?


    さて、皆さんは、「生殖補助医療」
       つまり、「不妊」治療がいつから、どんな形でスタートしたか!
  ご存知ですか?


このことは、必ず、知っておいてほしいと、思います。

    知らずに「受身」のまま、
      治療を受けている方が、ほとんどで、
  というより、知っている方は、
 「いない!」
    と、言ってもいいのではないでしょうか。


ほんとうに、「不妊」治療の歴史は、
驚く事だらけです。


「生殖補助医療」のはじまり。


    それは・・・
       動物のとあることから始まったのです。

    それは・・・
       「人工授精」からはじまったのです。


一気にお話しするのは、
大変な位、
いろんな論議、実験などの末、今日に至ってます。



ですから、まず、あしたからは、
    イギリスで
         1978年
             「試験管ベービー」
                ルイーズちゃんが産まれるまでをお話します。
# by torimama | 2006-10-22 20:29
おはようございます。

随分、朝晩涼しくなってきました。
来月の20日あたりだと、「暖房」入れる方もいるのでは?


  さて、「代理母」しかり、
    「生殖補助医療」に関して、
      塩崎官房長官が「早急に整備を!」と、発言されましたが、

    私は、この話知ってて話されているのかな~?
    知らないってことないと思うけど・・・???

と、思ったこのこととは、
きのうもお話した「ベビーM事件」です。


この事実は、
今後私たちの国、日本でも起こりうる、
そして、考えらるほとんどのケースが一回の「代理出産」で起こったのです。


   「ベビーM事件」とは・・・

  1985年~1986年に、アメリカで行われた「代理出産」の結末です。

      登場人物:代理母&卵子提供者
             精子提供者→産まれてくるこの「実の父」


このケースは、向井亜紀さんのケースと少し違い、
「ホストマザー」と、子との間に血縁があります。
「サロゲートマザー」といいます。

   
      つまり、「人工授精型代理母」


ホストマザーに、依頼者の夫の精子を注入します。


ココに出産後大きな問題が生じたのです。

出産後、ホストマザーは、子供の顔をみて、
自分に似ていると思い、
「契約」とは関係ナシに「自分で育てる」決心をします。


遺伝子的にも、半分我が子」である今回のケース。
「産みの母」は自ずとこのような感情は起こります。


そして、代理母の報酬を受け取る事をやめ、「出生届け」を出したのです。

これを、「依頼者」が「代理母契約」をたてに、裁判を起こしました。


    結果は、血縁
           子の福祉
               親の経済力
  を網羅した判決が出ました。


ただし、一審の判決が上告審にて逆転判決となった結果です。

内容はこうです。

     養育権は、依頼者の夫に。
         つまり、子供の実の父。

    代理母には、訪問権を与え、母であることを認めました。

裁判が紆余曲折するほど、
代理母がもたらす物は複雑で、
    金銭が絡み、
      その上で「子供の福祉」
そう!
    子供にとっての「最高の幸福」を与えるにはどうしたらいいのかを
    オトナは考えなければならず、
    自分たちの利益ばかり主張できないのです。


この裁判を境に
アメリカでは、「代理母」を禁止する州が出たり、
世界中でも禁止する国が出たりと、
法の整備が急速に進みました。


そう思うと、日本は遅れをとった国なのかもしれません。


先日、「不妊カウンセラー学会」で産婦人科の医師が言ってました。
これが、本心だと思います。

紹介しましょう。

生殖の世界は、どうしても人間の力ではできないものがあります。
僕にはこれといった信仰はありませんが、
敢えて言うならば、
「神様」しかできないこと、
「神様」しか知らないことがあるように思います。
医者の僕が言うのもおかしいですが。

と、おしゃいました。

受精することは、今の科学ではできます。
しかし、着床のメカニズムはわかりません。

少しずつ研究は進んでいますが。

人がひとり産まれてくるには、多くの要因が絡みます。

そこを忘れないでください。


「1たす1が、2」になるようなわけにはいかないのです。

それが、「産まれる」ということなのです。


「産まれてくる子」のことを常に意識して行動をとらなければならないのです。




      
# by torimama | 2006-10-21 09:58